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飲む鬱飼う?いいえ。呑む飲むのむです。陽気な飲兵衛日記

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日立とトヨタの戦いvol2

柏から常磐線と山手線、そして新幹線を乗り継いでたどり着いた横浜国際競技場。キックオフ20分前になるというのに入場者の群れが絶えない通り。確かにFCポルトもオンセ・カルダスも注目されていないチームだけれどさ、こんなに間際に入場しなくても・・・っておいらもその一員であることは間違いないのだけれど・・・。

柏の熱い試合から舞台を7万人収容のスタジアムに移すと、どうしてもその人数の多さに圧倒される。でも問題なのはスタジアムの構造。安めのチケットではあったけれど、それでも入れ替え戦の4倍はする値段。場所も一階席なのにどうひいき目に見ても向こう側のゴールがよく見えないのである。だからといってメインバックスタンドのカテゴリー1では15000円も取る試合。これでは観客が集まるわけがない。トヨタカップは今回で終わるゲームだけれど、逆に言えば「今回で終わるべきゲーム」でもあることに間違いはないだろう。

と、まぁ、うんちくを並べてみたが、試合開始前にでっかい花火があがったりとか演出はなかなかでありました。さすが世界最高峰のクラブ選手権である。しかし、選手名は今ひとつマイナー。攻撃力や守備に定評があるわけでもないし、チームとしても特に特徴があるわけではない。でも世界最高峰なんですね・・。

試合の方はかつてのトヨタカップが象徴するように、守って攻める試合、という感じ。役割がちゃんと決まっています。南米チーム=守備、押収チーム=攻撃。オンセは1トップで攻撃を仕掛けているかのようだけれど、実のところはカウンター一本って言う感じ。そしてポルトは怒濤の攻撃を見せるのだけれど、宇宙開発事業団の息がかかっているのか、枠をとらえられない。ていうか本当に・・・。

世界最高峰なの?

と言う疑問が尽きないのですが・・・。オンセカルダス1トップだし・・。しかもその1トップのFW全く攻撃に参加していません。MFの方が活躍しているような気が・・。守備的は布陣でストレスがたまる。まださっきの入れ替え戦の方が充実していたぞ。なんとかならないのか~?ちなみに近くの席にコロンビア人らしき団体がいましたが、最初はまじめにオーウェンしていたものの、途中からお祭り騒ぎしているだけでした。うーん、スタジアム相応しくないけれど、気持ちは分かるぞ。遠くコロンビアから防戦のみとはいったい何を考えているのか・・・。ボカとかに比べれば身長も高く、欧州の選手と張り合えそうなスキルもありそうなのに・・・。

試合は後半途中から全員攻撃、全員守備になってきました。組織的プレーの欧州に対して、個人プレーの南米。でも南米さんは個人プレーを魅せるだけで、シュートまで行かないんですよね。次第にやる気のなさも感じられるようになり、まったりとしてきました。まったりとしたまま後半も終了。延長に入ります。

延長もまったり。確かにポルトは攻め続けているんですけれどね。決定力皆無。ゴール枠の上にとばすのが相当好きなご様子。前後半のオフサイド判定二つ(シュートは入ったけれど、その前に旗があがっていた)でブチ切れてしまったんでしょうか?どうでもいいけれど、試合がまったりしていると、黙ってみている方が寒いんですけれど・・。うー、熱燗売っていないかなぁ・・とピッチを見るとポルトのGKが寝ている。おいおい、あまりにも退屈でやる気がなくなったのか?と思いきや、結構ヤバかったらしいですね。担架に乗せられて退場。交代でありました。

それにしてもオンセカルダスのGKは途中から妙なパフォーマンスを始めて、観客の失笑を買っていました。トヨタカップでは毎回車が進呈されるのですが、一緒に行ったメンバーと

「お、あのパフォーマンス、車を狙っているね。」
「このセーブでまた車が近づいたと思ったな・・。」

とか笑っていました。ボールボーイからもらうボールをヘッドリフティングで遊ぶキーパーなど、なかなかいるものではありません。

結局前後半延長を経ても決着が付かないので、PK戦にもつれ込むことに。PK戦は最初5対5、その後サドンデスによる一本ずつのPKになるのですが、ここでアクシデント、ストレスがたまっていたであろうポルトのMFがPKを決めた後に暴言を吐いたらしく、何故かPK戦なのにレッドで退場。まぁ、あれだけキーパーになめられた試合だから、暴言の一つもはきたくなるわな。そんな珍プレーのあと、4本目を外したポルトの前で、盛り上がる会場。そういえば、PK戦は何故かオンセカルダス側でやっておりました。うーん、しかし、これで守備的チームが勝ったら、つまらなくなるだろうなぁ・・と思っていたらオンセ側のPKも外し、4-4の同点に。PKサドンデスに突入しました。PKサドンデスなんて、昔々の名古屋浦和戦(当時は白黒つけるという決着方式でした。)以来だぞ。でもなんか今日の雰囲気から察するに・・・。

一生PK戦やっていそうな気がする

んですが・・・。
でもそうはなりませんでしたね。9人目まで出てきて、ようやく決着です。キックオフから2時間50分、いやぁ長い試合でした。結果的には攻め続けていたFCポルトが勝ったと言うことで、なんとか納得。試合内容は寒かったモノの、延長・PKと「付録」がついていたことによるオプションがなかなか・・・特にPK戦は目の前でしたし、なかなかいいものを魅せてもらいました。しかし、もしこれが前後半90分で終わっていれば・・・・。

・・・・間違いなく、柏スタジアムの試合の方が価値が高かったといえるな・・。ぼそ)

帰るときにはすっかり冷えきっていたおいら・・。スーパー銭湯とかに入っていきたかったな~。(笑)



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